双子妊娠中にコロナ感染した話

ふたご妊娠・育児

明日は我が身、と思いながら過ごしていましたがついにやってきました。

4月から認可に通い始めた息子(2才10ヶ月)の保育園でコロナ陽性者が出てしまい息子が濃厚接触者に。

そのまま家族全員がコロナ感染(たぶんオミクロン)。

コロナに翻弄された日々の記録

コロナの症状(親と子の違い)

  • 子ども2才→1日だけ高熱、翌日には平熱に戻り少し咳は出るけどすぐに回復
  • おとな→2日間の発熱、体の痛み(体の痛みが一番辛い)

3日目以降は熱も下がり徐々に回復。咳が少し続く。味覚障害などは皆無。

子ども、おとな共にインフルみたいな症状でした。

2才息子発熱→とった行動

子どもは、濃厚接触者という連絡を受けた2日後に40度の発熱。

病院に連れて行くと、まさかのコロナ陽性(正直最初はただの風邪だと思っていた)

かなりぐったりしているものの、食欲はあり。

りんごのしぼり汁や、フルーツはよく食べ、水分補給も問題なかったので解熱剤は飲ませずに様子をみる。

一日中ぐったりしていて、ほとんど寝たきり。

そして翌日には37.5度まで解熱。

少し咳き込むこともありつつ、元気に。こどもの回復力すごい!

大変なのは、大人でした。

わたしは当時、双子妊娠28週。

息子が発熱した翌日に38.5度の発熱。

オミクロンは重症化しにくいという話もあるのでとりあえず自宅で様子を見るつもりでいましたが、午後になるにつれてどんどん体が痛くなる。

全身筋肉痛のような(関節痛ではない)、全身の不快感にもだえ苦しむ時間。

体に力が入るので、お腹が張ってしまう。

双子妊娠でお腹の張りはかなり危険なので(1人妊娠もそうだけど)、念のためかかりつけの産院(総合病院)に連絡し受診することに。

ちなみに熱は1日で下がり、体の痛みは2日間くらいでおさまりました。

あとは鼻水と咳も出始め、症状的にはインフルみたい。(夫も同じく)

妊娠していなかったら病院に行かなくても大丈夫なレベル。

実際夫は病院の受診はなし、カロナールを一回飲んだのみで回復しました。

双子妊娠28週 コロナ感染レポート

緊急外来での診察

  • 問診
  • 血圧検査
  • PCR検査(鼻に綿棒入れてグリグリするやつ)
  • エコーで赤ちゃん確認

いちいち30分くらい待たされ、合計3時間位かかりました。

病院に来るだけで症状が悪化します。

そして心配していた、お腹の張り検査がない。

日曜日だったので担当医はおらず若いお医者さんたちが対応。

頼りなさすぎてかなり不安。涙

そして、何分も待たされたあげく「念のためエコー見ますね」と。

「ったり前だろ~!!!一番心配なのは赤ちゃんの状況だよー!!」

と、待たされる時間が長すぎて後半キレ気味に。

そんなこんなで

赤ちゃんの心拍も正常。おなかの張りについては、電話で私の担当医に支持を仰いだらしく、たまたま前回の検診で処方されていたウテメリン(張り止めの薬)を毎食後服用するようにとのこと。

血圧、赤ちゃんの心拍共に心配ないので自宅安静で大丈夫とのことでしたが、正直入院させてもらいたいと心の中で思っていたので家でこの体の痛みに耐え続けるのか・・・と絶望的になりつつ帰宅。

ちなみにPCR検査の結果はすぐには出なかったので帰宅後3時間くらいに電話で教えてもらう。もちろん陽性。

コロナ病棟入院

1度自宅へ帰りましたが、翌日病院から電話。

「入院した方がいいと思います」との話。

理由↓

  • 今軽症でもお腹の張りが心配
  • 万が一、養成期間中に自宅で破水したら病院で責任が持てなくなってしまう(すぐに受け入れが出来ない可能性も)
  • 入院していれば何かあれば即対応可能

入院出来ることは安心だと思いつつ、

まだ熱があり辛そうな夫と、元気に回復しつつある息子2人を残しての入院は心苦しく少し悩む。

家にいると息子もいて休まらない、安静にするためにも、ふたごを守るためにも、仕方ない!と言い聞かせ、入院することに。

今思えば、この決断には少し後悔。。。(あとの祭りなんだけど)

コロナ病棟入院中の様子

ザ・閉鎖病棟!

治療法について
  • 抗体カクテル療法
  • レムデシビル

の投薬を進められる。

正直、入院してお腹の張りを見ながら安静にするだけで良いと思っていたので

薬の提案をされて戸惑う。

その薬は一体どれだけの臨床実績があるのか?

抗体カクテル療法

去年の夏位に※特例承認された治療方法

※外国で販売されている日本国内未承認の新薬を、通常よりも簡単な手続きで承認し、使用を認めること

レムデシビル

もともとエボラの治療薬として使用され、コロナ流行当初から使われている薬

要はどちらも臨床実験が足りなすぎの新薬(レムデシビルはまだまし?)

抗体カクテル療法に関しては、正直、医者すらも未知の薬品。

私の掛かりつけの病院でも、妊婦に投与した症例は正直少ない、との話。

「いまのところ」胎児への異常は報告されていないけど、効果は期待できると。

こわすぎる。

やっぱり断ろうと思ったけど下記の理由で担当医に説得される

  • 今からでも重症化の可能性はある
  • ワクチン打っていない、妊娠中ということもありかなりハイリスク
  • 万が一早産になってしまったら子供はまだ1000g前後で危険
  • ウイルスをしっかり撃退して帰宅して欲しい

等々。

双子を守るために致し方ないとこの時は判断して承諾。

あとの祭りだけど

長期的なデータがない薬を妊娠中の体内に入れた後悔は正直今もある。

双子の生命力、運命を信じて前向きに過ごそうと言い聞かせる日々。

コロナ病棟退院後と家族のようす

  • 抗体カクテル療法 1日投薬(1回30分くらい)
  • レムデシビル 3日間連続で投薬(1回30分くらい)

を終え、入院4日目に行った血液検査では

血液の炎症も悪化していない、お腹の張りも落ち着いてる

とのことで退院。

車がないので、コロナ専用タクシーを病院に呼んでもらい帰宅。

4日ぶりの我が家。母と4日も離れたことのない息子を心配していましたが、再会は結構淡々としていました(笑)

夫と息子もだいぶ回復し、2人で隔離生活がんばっていました。

コロナ発熱4日後の夫の症状は、少しダルさが残る程度。

基本的に家族全員軽症です。

何が大変って、コロナの症状よりも外に出れない状況の方が大変。。。。

市の無料配食がやばかった

↑これが無料で配ってくれているコロナ療養中の無料配食

無料だし、配食がない市もある(?)と思うのであるだけありがたいと捉えるべきなのかもしれいけど

ひどすぎる。

病人にカップラーメン。そして、揚げ物パレード。

特記すべきは、無料配食が最初に届いたタイミング

息子の陽性が確定したのが土曜日

土日は保健所がお休みらしく、電話が来たのが3日後の火曜日(おそい)

そこから配食の申し込みをして、実際に届いたのが木曜日

土曜のコロナ発症後、5日後に届いた配食

一番つらかった、土、日、月、火には何もなく回復したころに届いた配食。

何のための配食か、もう少し迅速に対応できるようにしておいて欲しかった。

もちろん、何もないよりはましだと思いますが!

コロナ感染その後

無事に隔離も終わり、息子は保育園復帰、夫も仕事復帰

私は普通に妊娠マイナートラブルを抱える妊婦に戻る。

家族全員後遺症らしくいものはなく、私と息子だけその後一週間程度咳が残る程度。

ちなみに、私の病院では陰性が2回でないとコロナ病棟に再度入院になる。

万が一、退院後すぐに早産になってしまったらコロナ病棟行き。

コロナ病棟退院時点で、予定管理入院まで約一ヶ月。

微妙なところです。

抗原検査が陰性でもコロナ陽性の可能性がある

余談ですが、息子が濃厚接触者になった当日

すぐにアマゾンで抗原検査キットを買いました。

実際に買った検査キットはこちら↓

そして翌日早速家族全員で検査したら

全員陰性

この結果もあり、息子が発熱しても風邪?と思いました。

抗原検査はコロナウイルスが少ないと反応しない場合もあり感度の高いPCR検査とは違うみたいです。

逆にPCR検査は感度が高すぎるのと、コロナじゃないウイルスも拾うので陽性になりやすいという紛らわしい事実もあり。

妊娠中にコロナ感染した感想

誰もが恐れている妊娠中のコロナ感染ですが

オミクロンに関してはあまり心配いらないのかな、と言うのが正直な感想です。

重症化も稀にあるようですが、基本健康体の人であればその心配もしすぎなくてもいいのかと。

妊娠中期でオミクロンに感染した友人もいますが、薬も飲まずひたすら自宅で休んで回復したという話も聞きました。

もちろん感染しないに越したことはありませんが、こればっかりはどうしようもありません。

万が一後期で感染してしまうと分娩方法が限られてきてしまうのと、

(帝王切開になる)

コロナに対応している病院に転院しなければいけなくなり、

色々厄介な事にはなりますがね。

コロナ渦、何かと不安な妊娠生活ですが、出産までがんばりましょう!

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