双子育児は想像以上に過酷だった

ふたご妊娠・育児

二卵性の双子を出産して一年が経とうとしています。

一年という節目に、双子育児1年目が想像以上に過酷だった話を振り返ります。

新生児期は地獄絵図そのもの

新生児期の授乳は1日16回~20回

無事に双子を出産して安堵したのもつかの間、休むことなくお世話に追われる日々が始まりますが、新生児期は地獄絵図そのもの。

通常、新生児の授乳は約3時間おきに1日8~10回程度。

単純に×2をすると1日16回から20回母乳吸わせているかミルクをあげていることになります。1回あたりの授乳時間は約20分~30分(新生児は授乳に時間がかかる)。

そうすると何が起こるか?

我が家は混合だったのでこういうことになります。

1人目に母乳+ミルク→2人目に母乳&ミルク→寝かしつけ→さてママも休もう・・・ギャーンと1人目が起きて次の授乳時間→振り出しに戻る

という永遠のループ。寝る暇がない。

だんだん昼夜もわからなくなり気が狂いそうになってきます。

1日20回~30回のおむつ替え

新生児は頻繁にうんちをします。

さらに、わが家の双子は生まれてすぐにお尻がかぶれてしまい、かなり頻繁にオムツを交換しなければなりませんでした。紙おむつだとかぶれやすいので、布おむつを使用することも。

ぶぶぶーっと下痢みたいなうんちが出て、オムツ交換をしたと思ったら次の瞬間またうんちをする。約10分の間に2回オムツを変えるなんてことも。

1人当たり1日に15回オムツ交換することもあったのでそうなると1日30回のおむつ替えをする日も出てきます。下痢をしていなくても、16回~20回はオムツ変えてますね。

オムツの消費量が半端なく、お財布をのぞくと涙出るレベルでした。

エンドレス寝かしつけ

新生児期が過ぎると、だんだんスムーズに寝なくなる赤ちゃんが増えます。授乳してベッドに置けば寝る、なんて時期は一瞬ですぎ寝かしつけが必要になってくることに。

そうなると双子育児家庭では何が起こるか?

1日のうちの大半を寝かしつけに奪われる日々が始まります

1人をようやく寝かしたと思ったもつかの間、もう1人が泣き始めると寝たはずのもう1人が起きてしまうなんてことも度々。

双子がお互いの泣き声で永遠に起こしあう
これは部屋を別にするとかできれば理想ですが、我が家は部屋がないので無理。
そして、バラバラの寝床にすると結局あっち行ったこっち行ったと母の負担が増えます。
起こしあう双子に涙しながらも結局何も対策が出来ないままノイローゼギリギリの生活を過ごしていました。

エンドレスギャン泣き

授乳して、オムツかえて、部屋の気温が適温か気にして、さてあとは寝るだけ。

のはずなんだけど全然ねなーーーい!!なんで泣くー!?のが赤ちゃん。

こういう謎のギャン泣きの時間、1人の赤ちゃんでも充分大変だしママ辛いしお願い泣き止めーと一緒に泣きたくなりますね。

さて、双子育児家庭ではどうなるでしょうか?

2人の謎のギャン泣き、うるさすぎて公害レベル

同時泣きは大人が2人以上いたらそれぞれ対応、これがワンオペになると手が付けられません。バウンサーや同時抱っこ等でなんとか対応するも、お世話をする方の精神状態は追い詰められギリギリの状態に。

同時泣きの泣き声の破壊力は半端ありません。うるさすぎて上の子が話す声も全然聞こえない。そうすると上の子の機嫌も悪くなるという悪循環。

 

そして、同時ギャン泣きではなく、1人1人機嫌が悪い場合。
泣いている方を抱っこし、やっと寝た~落ち着いた~と思ったらなぜか2人目が泣き出す。順に対応していると、本当に休む暇がない。

 

とにかく育児の作業のすべてが隙間時間のないエンドレス

どんどん追い詰められることになります。。。

双子が動くようになるとカオスおぶカオスな日常へ

新生児期のカオスとは種類が変わり、双子が動いて移動できるようになるとそのカオスに磨きがかかります。

ここである日の日常風景をご紹介します。

(状況:生後11ヶ月 高速ズリバイマスター姉&高速ハイハイマスター妹の場合)

姉が捨て忘れているオムツを食べているのを止めている間に妹はスマホを食べはじめる。スマホを取り返している間にオムツを取られて機嫌の悪くなった姉がギャン泣き始める。スマホを奪われ次のターゲットを探す妹は兄の食べかすが落ちているダイニングテーブルの下へ残飯整理に行く。

妹が食べかすに到達する前に床を高速で拭いている間、姉はおしりふきを次々に出し始める。残飯が全部拭き取られてしまった妹はその先にある本棚の本を全部引っ張り出しはじめる。本がどんどん落ちる音を聞きつけて、おしりふきを引き出し終わった姉も本を引っ張り出す練習に参加し始める。

妹が出した本が姉の顔に直撃して姉が泣き始める。姉をあやしている間に妹が不安定な本の上で立ち上がる練習をはじめコケて泣く。 姉を床に置いて妹を抱っこであやしている間に姉はママの足元にしがみつき妹じゃなくてあたしを抱っこしろよと訴え泣き始める。
そろそろご飯の準備をしなきゃいけないので妹も下に置いたらエビぞりギャン泣きが始まる。エビぞりでズルズル移動した先で姉にぶつかる。ぶつかられた姉がブチ切れて妹を叩く。妹が更に激しくなく。姉はあたし今ポットン落とししとんねん邪魔すんなと言わんばかりにポットン落としセットを妹から隠す。

 

妹は泣きすぎて鼻ちょうちんができる。テッシュで鼻をふいている間ポットンしてたはずの姉がティッシュの箱からティッシュを引き出し始める。泣いていた妹もテイッシュ出しに参加しようと手を伸ばしたら姉がキレ妹の目をつつく。妹はまた泣く。ティッシュおしまい!と阻止する母に妹はあたしだって無限ティッシュしたいんじゃ!と訴え泣きをして姉につつかれた目も痛くて泣く。
うるさいからとりあえず抱っこする。その間に妹がつかんでちぎったテイッシュのカスを姉が丁寧につまもうとしてる。口に入れないようにつまんだテイッシュを取り返す。姉が泣く。だんだんお腹がすいて、ごはんが出てくるまで2人で腹減りギャン泣き合唱が始まる。

 

2人が起きている間永遠にこれが続く

この間に息子がいれば息子の世話もする

さて、ワンオペ日はこんな感じの毎日。自分の時間なんておろか、ふーっ・・・とソファーに座り一息つく暇もないことが多いです。
そして二人の睡眠時間も違うので、たとえ同時に寝てくれた場合でも、どちらかがすぐに起きてしまうことも多く結局エンドレスに誰かを見ている状態。

夜眠れない生活がいつまで続くかは双子による

双子育児、最大の死活問題は睡眠の確保だと思います。

新生児期の頻回授乳時期は言わずもがなですが、だんだん月齢が上がってくると夜通し寝てくれる赤ちゃんも増えてきますね。寝ない子もいるけど。

母乳かミルクかでも変わってくると思いますが、わが家は母乳寄りの混合。

もともと完母を目指していたこともあり、そうなると夜間授乳をするかしないかで母乳の分泌が変わってくるので夜間授乳はとにかく頑張りました。

つまり、眠れぬ日々を覚悟して完母をめざしました。(結局双子妹の吸いが悪く、姉完母、妹混合という結果に落ち着く)

双子育児の夜間授乳はとてもえぐいです

1人あたり2~3回は起きるので、結局ママは一晩で4~6回くらい起きます。

それも、最初の頃は起きた方に合わせてもう1人も起こして授乳したりしていましたが、だんだん月齢があがると、体のリズムもでき深く眠れるようになるのか、寝ている方を起こして授乳しても吸い付かないことが出てきます。

もしくは、起こしたら覚醒してしまってその後眠りに戻らなくなるとか。

なので結局、起きたら対応ということになると、一晩で4~6回起きる羽目に。

これは母乳育児をしている我が家のケースで、母乳をあげていても夜だけミルクにするとか、完ミの家庭では話が変わると思います。
完ミでたとえ夜間授乳しなくても夜泣きがある赤ちゃんだと結局眠れず大変です。1人の夜泣きならまだしも2人も夜泣きベビーだと両親共倒れ。
そして、ここでも夜泣きでお互いを起こしあうという負のループも起こってきます。
母乳だろうがミルクだろうが、しばらく夜の睡眠は安定しないと思っておいた方がいいかもしれません・・・。

双子育児1年目を終えて

我が家の双子も無事に1才です。
振り返ってみると、本当に大変だったなとしみじみ思います。
でも、ここでは大変な事だけ書き連ねていますが、大変なこと以上に幸せと笑顔が溢れる日々でもあります!
  • 2人が同時に笑う時
  • 2人が一緒に遊んで笑いあっている時
  • ママのお膝を取り合いして喧嘩している時
  • 2人でモグモグご飯を食べている時
  • 2人でスヤスヤ寝ている時
1人でも充分にかわいい赤ちゃんですが、2人の赤ちゃんのかわいさといったら言葉では表現しきれないほどの破壊力。
出産した病院の助産師さんに、
「双子育児の大変さは2倍ではない、2乗。本来であれば大人が4人必要」と言われました。
その通り、大変さは想像以上でした。
でも、日々の幸せ、2人のかわいさは本当に言葉に出来ないレベルです。大変な日常を乗り切ることが出来るのも、この尋常ではないかわいさがあるからこそ。

 

大変さも幸せも倍以上の双子育児。
楽しんで過ごせますように!

 

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