双子の帝王切開レポートと費用公開

ふたご妊娠・育児

双子を37週で帝王切開出産した双子ママです。

この記事では帝王切開日のレポートと、管理入院から手術までかかった費用の詳細をまとめます。

予定帝王切開日が決まった日

帝王切開予定日がいつ決まるのか?は、病院や担当医によります。

あくまで1つの体験談として読んでいただければ嬉しいです。

私の場合、クリニックから総合病院へ転院した妊娠20週目の検診で予定帝王切開日が決まりました。予定日を決める基準は、「正期産に入ってからの担当医の都合の良い曜日」でした。

予定日を組まれたときに言われたのは、

「あくまで予定日は予定日、ほとんどのケースで早まることが多いので、目安程度に捉えておいてください」とのことです。

双子妊娠は切迫早産リスクが高いので予定日はあってないようなものかもしれません!

帝王切開日のレポート

私の場合、34週から管理入院をしました。特に問題なく妊娠生活を送っていましたが、担当医の方針で問題がなくても34週からの管理入院はマストとのこと。管理入院をしないという選択肢はありませんでした!(ここは病院によります)

そのまま入院中はお腹の張り止め”ウテメリン点滴”を24時間打ち続け、37週2日の予定帝王切開日まで何事もなく無事に迎えることができました。

いよいよ迫った当時の手術の様子を振り返ります(当時のスマホメモをコピペ)

  • 絶飲 10:30am(水もNG)
  • 水分の点滴開始 11:00am
  • 手術予定時間 14:00pm
  • 最終体重 72.45キロ(+20kg)

予定時間を大幅に遅れ、車椅子で3時半に部屋から手術室に移動。

手術室に入る前に男性の看護師さんがやってきて、「僕の子供も双子ちゃんで今2歳なんですよ」と話しかけられたら何故か涙が溢れてきた。

そして今までみたことない看護師さん何人かに、今日担当します〇〇ですと自己紹介を受けるも、涙止まらずろくに返事も出来ず。双子ちゃんパパの看護師さんが「ちゃんと産まれて元気に大きくなってくれるから大丈夫!」と励ましてくれた。

何故こんなに泣いてしまったのか自分でも不明。手術怖いかな?と話しかけられても返事ができないくらい泣いた。

ここまで本当に長かったという気持ちと、やっとこの日を迎えられたという気持ちと、手術への恐怖と、とにかくいろんな思いが込み上げた。

手術室にはいつもの女医さんが既にいて、いよいよだねー!と元気に話しかけてくれる。

まず上半身の衣類を脱ぎ、台に仰向けにねる。

心電図をつけて、右手には血圧測定器装着。その後横向きになり、海老のポーズで背中から麻酔の注射。麻酔は15分くらいかけて背中から2箇所入れた。2箇所目の麻酔が激痛で、また大泣き。腰にドッカーン!と爆弾落ちたみたいに痛かった。大丈夫大丈夫と看護師さんが腕をさすってくれる。麻酔入れた直後に吐き気。5分ぐらいで吐き気はおさまる。

すぐに足が痺れてきて動かなくなる。みんなでズボンとショーツを脱がせてくれ、全裸に。上半身にはバスタオル。その後尿管を入れられる。冷たい保冷剤を足やお腹に当てられて、冷たくないですか?と確認される。全然何も感じなくてホッとする。

手術室に入ってから30分後、開腹が始まり5分後くらいに、生まれまーす!と長女誕生。1分後に次女誕生。2人とも元気な泣き声。とにかく私は安堵感と泣き声を聞いて涙腺崩壊。声もなくひたすら涙が溢れてきた。

出される感覚は全然感じなかったけど、体がめっちゃ揺れて何かされてるな、というのはわかった。想像してた以上に体が揺れて、グリグリ何かしているので少しこわかった。

胎盤でますー!とやりとりが聞こえ、その辺りできもち悪すぎて吐きそうになる。その後もお腹ぐりぐりされて吐き気マックス。子宮かなり緩んでるから出血多くなるよー!!血圧上がってきてるから早くして!!と担当医のやりとりの声が聞こえる。

長女は少し呼吸がしにくそうで、体の色が悪い。横目で見てると喉にチューブを差し込まれて液体吸引されてる(羊水飲んじゃった?)。

次女が先に顔の横につれてこられ、ツーショット写真を撮ってもらう。左手の拘束を外してくれたのでちょっとだけ手でほっぺを触れた。めっちゃ小さい。
続いて長女(ちょっと紫色でよだれもダラダラ)が顔の横に。長女の時はきもち悪すぎて可愛いと思う余裕もなく、もう無理。。と思いながらなんとかツーショット写真とる。

その後眠くなる点滴が入り、意識は朦朧。

縫合が終わりベットを体ごと移動させてもらい回復室へ。18時まで回復室で休んでたけど、寝てたのか朦朧としてたのか記憶なし。

部屋に移動→血圧が、160まで上がる。体が辛い。火照る。夫に連絡しようと思ったけどスマホを触る余裕もなし。担当医が電話してくれたらしいので一旦連絡は諦める。

数時間後、夜9時位に38.5度まで発熱。とにかく体がつらい。15分おきに血圧測定、熱測定、お腹押し。めっちゃ痛い。

全然眠れない夜をただひたすら悶え苦しみながら耐える。痛み止めの点滴を3回くらい入れる。点滴が終わるとすぐに痛み復活。右半身の感覚はまだ戻らず、左ばっかり痛い。

そのまま朝を迎える。

入院中・術後8日間の様子

産後1日目 お腹いたすぎ

  • 9:30→麻酔を注入していた背中の管を取る
  • 10:30→お腹の痛みが増加(ロキソニン飲む)
  • 14:00 →歩行練習&カテーテル取る
  • 14:30 →双子に初対面
  • 16:00→姉に直母挑戦するも飲まず新生児室へ
  • 19:00→再び姉に直母挑戦、その後新生児室へ

そしてやってきた痛み地獄。
完全に体を横に出来ず、リクライニングを高くして寝た。

この角度じゃないと寝れず↓

点滴の種類(種類が多い・・・)

  • 子宮収縮剤(夜に子宮収縮剤は内服に切り替え)
  • 抗生物質1日3回
  • 水分補給点滴(術後1日目の夜まで)
  • 痛み止め夜中に2回、昼間1回

痛み止め内服 ロキソニン2回(まさかロキソニンが出てくるとは思わず。。生理痛じゃなくて腹切り痛なんだけど!?!?!一緒の薬なの!?)

点滴が漏れ、夜中に点滴が痛くならない針を刺す。

クッキーとチョコ爆食いしすぎて反省。

産後2日目 1カ月ぶりに点滴の針とおさらば

昨日は姉におっぱい上げたので今日は妹と過ごすことに。

基本的に「どちらと過ごしますか?2人共連れてきますか?」と聞いてくれる。本当は2人と過ごしたいけど体力が全く追いつかず、なんなら入院中ずっと見ててくださいと言いかけつつ何とか1人ずつは同室することに。

クッキーとチョコ、じゃがりこ爆食い。
ドーナツ一個、カスタードワッフル(いらぬメモ?w)

6:30→起床
10:00→妹授乳(飲むの上手)
13:00→妹授乳

母は持ってきてもらったお菓子食べ過ぎ。

15:30→ギブアップ
妹は新生児室へお願いする

夕方までYouTubeみて差し入れ食べたり、Twitter見たりゴロゴロ

19:00→妹授乳
20:00~21:00→スマホ見たりトイレで踏ん張ったり
23:00→全ての点滴終わり!手が自由に!

仰向けに寝れた!
左向けも出来た!
右向きは痛過ぎて無理!

夜ご飯のあと、クッキー食べる(まじお菓子食べすぎ)

産後3日目 初シャワー

腹囲100cm(マイナス5cm)お腹が全然凹まない。。。笑

昨日は妹だったので、今日は姉と同室。
午後は妹も連れてきてもらい授乳練習。
午後は2人と同室でバタバタしかなり疲れた。

後陣痛は少しマシに。
おっぱいが少し張ってきて、夜中に張りピーク。
むくんできた

21:00→術後初シャワー!

産後4日目 おっぱいガチガチに張る・涙が止まらない

おっぱいの分泌がはじまりガチガチ。
お腹も相変わらず痛くて辛い1日だった。

妹と同室するも、授乳のたびに姉も連れてきてもらうので2人と同室。

でも、体の辛さ、同時泣き対応、辛くて助産師さんの前で大号泣。

お腹が痛すぎる。

相談したら、筋肉を縫合した痛みでは?とのこと。痛み止め効かなすぎて辛い。子宮の戻りは順調。

号泣後はベッドで何もせず無になってゴロゴロ(双子は新生児室)

17:00-20:30 2人と同室
21:00 姉は新生児室、妹と同室

お腹は相変わらず痛い。

産後5日目 同時泣きの洗礼/おっぱいとお腹の激痛

妹はお腹いっぱい飲めばすぐ寝てくれたので比較的楽だった。

昼だけ一回授乳スキップして休んだ。

左のパイがどうにもならない。ガチガチで痛く、何人か助産師さんがマッサージしてくれたけど全然楽にならず、まったく効果がなかった。

相変わらずお腹は痛い。ロキソニン追加処方。立つ瞬間に激痛、しばらく激痛で静止すること何度も。

夜は2人同室にしてみるも、妹が全然泣き止まず連れて行ってもらった。
その次は姉も泣き止まない。破壊力が半端なくて帰宅後の生活が心配になる。

そして、ガチガチのおっぱいが辛い。

産後6日目 おっぱいの激痛が辛い

少しお腹の筋肉の痛みがマシになってきた。

午前中の搾乳後に頭痛がはじまる。

夜中もひたすら3時間おきに搾乳。電動搾乳機→手動で搾乳→助産師さんの手動搾乳。
左のおっぱいの詰まりが改善せず、激痛で辛い。

あまりにも辛すぎて長男の時にお世話になった桶谷の母乳マッサージの人に電話相談。

11:00‐15:00まで休憩、ゴロゴロ。

その後1人ずつ同室。
妹→両方のおっぱいが吸えるように!25ml飲めた!
姉→右のおっぱいなら吸えた!30ml 飲めた!

産後7日目 頭痛が頻発

お腹の痛みも少しずつマシになり、夜はだいぶ寝れた(双子は新生児室)。

昼間は2人と同室。
2人共飲んでいる最中にすぐ寝てしまうので、起こして飲ませるのが大変。

頭が少し痛い(高血圧のせい)。

産後8日目 退院

体もだいぶ回復、頭痛はロキソニンで抑える。

1ケ月の管理入院でお世話になった看護師さんや助産師さんにものすごい感謝の気持ちがありつつ、めちゃめちゃあっけなく挨拶して退院。

総合病院はドライだな~なんて思いつつ、1ヶ月ぶりにやっと夫と息子に再会できました(^^)

管理入院と帝王切開でかかった費用

入院日数33日間 【管理入院+出産費用(帝王切開、入院個室代込み)】

合計 753,309円

高額医療費限度額適用認定証あり/手出しなし/出産一時金との差額 86,691円

※出産一時金は双子なので2人分(84万円・2022年6月現在)もらえました。

条件

  • 大学病院
  • 管理入院→大部屋/ 出産後→個室
  • 管理入院25日間(出産入院含めて合計33日)

という感じです。ありがたいことに、手出しなしですみました。

費用は、病院、地域、帝王切開か経腟分娩化によって全く変わってくるので、一体験談として、参考程度にみていただければと思います。

まず帝王切開が分かった時点で、かならず高額医療費限度額適用認定証の申請はしておきましょう!!

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