0歳から英語なんて早くないか?と思うかもしれませんが
むしろ0歳からやらなきゃめちゃくちゃもったいない理由をご紹介します
その1:0歳~6歳くらいまでが言語習得の臨界期であること
この時期の子供は語学習得の天才です。
私が影響を受けた言語習得臨界期の研究、TEDのスピーチがこちら↓
パトリシア・クール「赤ちゃんは語学の天才」
簡単に要約すると
6歳くらいまでが言語習得の臨界期であること(語学習得の天才)!
ちなみに、7歳以降では語学を習得出来ないと言っているわけではありません。
ただ、0~6歳位の年齢までの言語習得の仕方と、7歳以降の言語習得の仕方にはとっても大きな違いがあります。
- 0~6歳 遊びで言葉を習得することが出来る
- 7歳以降 学習によって語学を習得することが出来る
この差はとても大きいです。
赤ちゃんが言葉を話せるようになる課程を見ていると、すべて耳から覚えて自然に使えるようになっているのがわかりますよね。
お父さんとお母さんが、日本語のテキストを開いてわざわざ言葉を教えたりしていないのに、ほとんどのお子さんが
自然に日常生活の中で言葉を習得して使えるようになります。
それが「英語」となるとなんだか特別なことをしなきゃいけない!と気構えがちになりますが、英語も一緒です。
0~6歳くらいまでのお子さんは、英語ですら自然に音を聞いて習得し、発語することが可能なのです
この時期を逃すと、“お勉強“で英語を習得するようなやり方に脳もシフトしていくので、赤ちゃんの頃から英語の音に触れていた人と、そうでない人ではかなり今後の英語習得に大きな差が出てくることになります。
0~6歳までの間に語学を習得することは、私たち大人が英語を習得するのとは違い簡単に出来ることなので、この時期に始めるのはとても大きなメリットがあるのです。
その2:0歳児にはまだ日本語も英語も(その他言語も)区別がない
例えば、子供が2歳3歳、と歳を重ねるにつれて日本語が達者になり、日本語は本人にとって一番快適な言語になってきます。
そうなってからでは、遊びで英語を習得出来る年齢であるとはいえ
本人が素直に英語に触れてくれるかは子供次第という事になってきます。
となると、まっさらな0歳のころから英語を始める方が、本人の抵抗に合うことなく親の思い通りに(なんだか響きが悪いですが)英語を聞かせることが出来るのです。
特に0~1歳くらいまでは英語インプットの黄金期だと私は自分の子供を見ていて思います。この時期は親が与えるものを素直に受け入れてくれることが多いですよね。
もちろん本人の反応を観察しつつですが、親が良さそうだなと思う英語絵本を聞いてくれたり、見せたい英語の動画を見せてみたり、ある程度コントロールが効くので
おうちでの英語の環境がとても作りやすいです。
保育園や幼稚園に行きだすと、なかなか英語環境を作るのが難しくなるのが現状です。保育園や幼稚園で流行りの音楽や動画を観たがるとか、お友達や周囲の影響も大きく関わってくるので、かなり工夫して英語の環境を整えなければいけなくなります。
それが悪いと言うわけではなく、「工夫が必要になってくる」ので少し難易度が上がってしまう、ということです。
0歳から英語の環境を整えておけば、それがその子の普通になるので、スムーズにその後も英語環境を保ち続けられます。
その3:0歳からはじめればインプット時間をかなり稼げる
言語習得で一番大切なのは、その言語のインプット時間です。
日常会話程度の能力ですと、2000~3000時間のインプット時間が必要と言われています。
インプット時間をコップに例えてみると・・・
沢山英語を聞かせて、ある一定ラインを超えるとそれが発語に繋がる
お子さんに英語を習得させたいと思ったら、このインプット時間をまず頭に入れておいてください。
そして、2,3000時間達成するためには、やはりなるべく早くから始める方がいいのです。
0歳代はまだほとんど動かないので、一番インプット時間を稼げる黄金期です。1歳を過ぎてくると公園遊びや、おもちゃ遊び、沢山の興味が芽生え始め、少しずつ英語をインプット出来る時間が減っていきます。
特に保育園や幼稚園に通い始め、さらにお友達が出来る年齢になってくると、家で英語に取り組む時間も圧倒的に減るのが現状です。結果、どんどんインプット時間が減っていきます。
それが悪いことなわけではありませんが、そういった現状も踏まえ、0歳から沢山インプット時間を稼ぐことにはメリットがあるということです。
0歳からのおうち英語にはママにもメリットが
そもそも、英語が苦手な私におうち英語なんて出来るのか?と思う親御さん多いと思います。
でも、おうち英語に難しいことは何もありません。
むしろ親に苦手意識があるのであればなおさら0歳から一緒に始めることをお勧めします。
何故なら、ママも一緒に成長できるからです。
例えば英語絵本を読んであげるとか、英語のかけ流しをするとか、英語の動画を見せるとか(ちなみに2歳までの動画視聴はお勧めしません)、一緒にやっているうちに親も英語を聞くことに慣れてきます。
しかも、子供に聞かせる英語の音源や子供用英語絵本は本当に簡単です。
1単語だけ書いてあるとか、1文2文だけとか、シンプルな文章が書いてあるものが多いです。日本語でもそうですよね。赤ちゃん用の絵本は擬音語が書いてあるだけとか、本当にシンプルで簡単な物が多いです。
たとえば、0歳児にお勧めのこちらの英語絵本
Brown bear brown bear, what do you see?
この文、読めますか?
発音はともかく、読めない人はいないのではないかと思うほどシンプルな文章です。
もし、初見で読めなかったとしても、一度読み方がわかれば後は簡単なはずです。
こんな風に、英語絵本を読んであげるにしても、お母さんもシンプルで簡単な文章から始められるので、一緒にステップアップできるというメリットがあります。
2歳、3歳と年齢が上がるにつれて少しずつ文章量のある絵本を読むようになった際にも、0歳から英語絵本を読んであげていれば、お母さん(お父さん)の英語絵本に対するハードルもとても下がっているはずです。
英語が苦手で「おうち英語」が出来る自信がない、という方がいたらこちらもご参照ください
「おうち英語」をすると英語を身近に感じることが出来る
早くから英会話に行かせることももちろん方法の一つですが、身近に英語環境があるのと、外の世界で英語を学ぶのとでは、子供が英語をどのように捉えていくのかにも大きく影響します。
- おうち英語をしていれば 英語が日常にあるとても身近な言語に
- 英会話に通えば 英語は特別なものなんだという認識に
英会話が悪いという話でないので勘違いしないでくださいね!
やはり子供にとって、身近なお母さん(お父さん)が英語を使っている姿を見るのが一番効果的です。英会話教室に行って英語を使う、ですといつまでたっても英語は子供にとって「特別なもの」であり続けます。
でもおうちで、大好きなお母さん(お父さん)が英語の絵本を読んでくれるとか、英語の歌を一緒に歌ってくれるとか、身近に英語がある環境だと子供は英語に対して特別感を抱かなくなります。
この差はとても大きいです。
おうちで英語に触れているお子さんほど、物おじせずに英語をガンガン使えるようになります。たとえ通じなくても、英語を使うことに抵抗を感じないのです。
一方で、英語が「特別な言語」とう認識があるうちは、間違えることが恥ずかしくなかなか発言できなかったりします。英語にコンプレックスがある日本人に多いですよね。
英語を特別な言語にしない
とても大切なことです。
あわせて読みたい
我が家で取り組んでいるおうち英語のやり方をまとめた記事があるので是非ご参照下さい↓
まだお子さんが0歳で
- 英語何か出来ることはあるかな
- 何かした方がいいのかな
と迷っている方がいたら、ぜひ早く始めてみて下さい!お子さんの未来の可能性が圧倒的に広がりますよ。
下記の記事ではおうち英語の効果についてもう少し詳しく書いているのでご参照ください。
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