英語が苦手な親がおうち英語をする方法

おうち英語

おうち英語をするからには「親が英語出来なきゃいけない」と思い込んでいませんか?

実は幼少期のおうち英語(ここでは0歳から~6歳位を想定は、英語が苦手な親でも英語ペラペラな親とほとんど変わらずに問題なくおうち英語を進めることが出来ます。

今回はその理由と、英語が苦手な親のおうち英語の進め方を解説していきます。

英語が苦手な親でもおうち英語が出来る理由と、やり方

おうち英語の進め方として下記の4つがあります

  • 英語絵本の読み聞かせ
  • 英語のCDかけ流し
  • 英語動画の視聴
  • 英語で語りかけ

上記の4点のうち、英語が出来ても出来なくても関係ないのは「かけ流し」「動画の視聴」です。この2つは英語が苦手だろうが問題なく取り組めます。

では、「英語絵本の読み聞かせ」「英語で語りかけ」はどうでしょうか?

「英語絵本の読み聞かせ」は、英語が出来ない親でも充分に取り組めます。

なぜなら赤ちゃん用(幼児用)の英語絵本は本当に簡単で、日本で普通に英語教育(中高の授業)を受けてきた親の知識程度で読むことが出来るからです。日本語絵本でもそうですよね。最初はものすごくシンプルな単語や文章、擬音語が書かれた簡単な絵本から始まります。

例えば・・・

  • What do you see?
  • Where is your nose?
  • I can see you!
  • Goodnight moon

読めますか?これだけ読めれば充分、子供に英語絵本を読んであげることが出来ます

そして次に「英語での語りかけ」ですが、英語が苦手なら無理にやる必要はありません

私は留学をしているので英語が苦手な方に比べると話せる方かもしれませんが、それでも語りかけはしていません。

なぜなら、自分の英語が文法的に正しいのか自信がないからです。子供に語りかけが問題無く出来るレベルとなると、結構ハードル高いと思います。

英語で語りかけをしていなくても、私の息子は1歳半からおうち英語をはじめ、2歳半の現在、英語の発語が少しずつ増えてきています。

「親の英語が苦手、得意」でどこまで違いがでるのか?

  • 英語絵本の読み聞かせ(文章が簡単なのでほぼ関係ない
  • 英語のCDかけ流し(全く関係ない
  • 英語動画の視聴(全く関係ない
  • 英語で語りかけ(語りかけは必須事項ではない

こうやってみてみると、あまり違いが無いように感じませんか?

その違いが出るのは、子供がもう少し大きくなってからです。赤ちゃんの頃から英語絵本やおうち英語に親しんでいると子供もそれなりに英語力をつけていくので、子供の英語力に親が追い付かなくなる可能性があります。

でも、おうち英語に取り組んでいる親ならば、子供と一緒に親の英語力も徐々に向上していきます。毎日英語に触れていれば当たり前な話なので、そこまで心配しなくて大丈夫です。

おうち英語のやり方3つ

  • 英語絵本
  • CDのかけ流し
  • 英語の動画視聴(2歳になるまで動画視聴はおすすめしません)

この3つでおうち英語進めてみて下さいね。

そして、具体的な進め方に関してはこちらもご参照下さい

0歳からの「おうち英語」のやり方
現在2歳4ヶ月の息子とおうち英語に取り組むママです。いわゆる「おうち英語」というものに意識的に取り組み始めたのは1歳半の頃からでした。 最近ポツポツ英語の発語が出てきているので、現在までの取り組みと現在の様子をご紹介しようと思います。...

発音が悪い親が英語絵本の読み聞かせをしても悪影響はない

英語が苦手でもおうち英語に取り組めることは分かったけど、発音が悪い私の英語を子供に聞かせても影響はないのか?気になりますよね。

結論、発音が悪くても問題はありません。悪影響も与えません。

発音の悪さが悪影響にならない理由2つ

理由その1

子供のこれからの長い人生、親の英語を聞いている期間は相対的に短いので大きな影響を受けることはない

もちろん親のの発音の影響はありますが、問題になるほどではありません。

もう少し知能が発達して自分で「学習」が出来る年齢になると、ネイティブと話した時や英語のCD、動画を聞きながら修正出来るし、どうしても発音が気になるようならネイティブがいる英会話に行って発音矯正すれば大丈夫です。

それで充分間に合います。

理由その2

発音が悪くない親が読み聞かせをしても、結局日本語英語になる。

音を聞いてまねるセンスとか天性の素質も関係してくるので子供にもよりますが、日本語環境に囲まれる年数が増えていくにつれて、日本語風に英語を読むようになる可能性は高いです(両親のどちらかがネイティブとか特殊環境は除きます。あくまで日本人の両親を持った子供の話です)。

これは我が家のケースですが、私も夫もアメリカ留学経験があります。英語が苦手な方に比べたら話せる方かもしれないし、発音も悪すぎるほどではないと思いますが、息子が発している英語はほぼカタカナ英語です。私の発音の真似はしていません。

これは我が家のみならず、おうち英語に取り組むご家庭にヒアリングしていると、同じような現象が起きています。

でもよく考えてみて下さい。

お子さん、今日本語もかなりおかしくないですか?2歳、3歳ころなんておかしな日本語ピークだと思います。

毎日毎日、日常的に聞いている言語なので修正は早いかもしれませんが、最初は意味不明な発語が多かったと思います。正しい日本語の発音を毎日聞いているはずなのに、です。

こんな時期に発音を気にしても仕方がありません。今は発音を気にすべき時期ではないのです。ネイティブだって赤ちゃんの頃はへんてこな英語を話しています。前記したとおり、発音は後からどうにでもなります

発音を気にして読み聞かせしないなんて、かなりもったいないこと!

次は、発音の悪さを気にしてどうしても読み聞かせに踏み込めない親御さんにお届けしたい、発音の悪さをカバーできる程の英語絵本読み聞かせのメリットを解説します。

発音の悪さをカバーできる程の読み聞かせメリット2つ

メリットその1

ママやパパの声(人間の声)で赤ちゃんの心と脳のスイッチがオンになる

発音を気にして英語を機械音(CDや動画)に任せてしまっては、赤ちゃんと心と脳のスイッチはオンになりません。

そして、このスイッチがオンになることにより、赤ちゃんが安心してママやパパが話す言葉を吸収するので、読み聞かせの効果が爆上がりするのです。

この現象に対しては有名な研究があります。興味のある方はこちらのTEDスピーチをご参照下さい。

要約すると、生後6ヶ月~8ヶ月の赤ちゃんに中国語ネイティブによる絵本の読み聞かせをした場合と、機械音(CDや動画)で中国語を聞かせた場合、音の聞き分け能力がどう変化したのか?という研究です。お察しの通り、機械音グループに聞き分け能力の向上は見られませんでした。

メリットその2

自分にとって一番身近なママやパパの話す言葉は、赤ちゃんにとって身近な言語となる。

身近な言語になることは、これからの赤ちゃんの長い英語人生の中でとても大きなメリットをもたらします英会話を習いに行くと、どうしても英語はいつまでたっても「他所の言語」という認識になってしまいますが、おうちでママやパパが英語を使っている環境で育っと、英語が自分にとって「特別な言語」にならなくなるのです。

そうすることによって英語に対する心理的ハードルは下がり、将来英語を話すことが恥ずかしくてネイティブの前で英語が話せない、なんてことにもなりにくいです。言語上達の必須事項、とにかく使う!ことに抵抗がなくなるということは、語学の上達スピードに差をつけます。

以上2点が、発音の悪さをカバーできるだけの読み聞かせの大きなメリットです。

英語が苦手でも読める!おすすめ英語絵本3冊

最後に、英語が苦手な親でもスムーズに読める、最初の英語絵本読み聞かせにふさわしい絵本をご紹介します。

Brown Bear, Brown Bear What Do You See? By Bill Martin Jr/Eric Carle

最初の表紙の英文が読めれば中身はスムーズに読めます。もし躓いてしまうとしても、2~3回読んでみるとすぐに慣れる程度の英文なので大丈夫です!

大きくカラフルな動物の絵が目を引くので、0歳からの読み聞かせにはとてもお勧めです!動物が沢山出てくるので、「ワンワン!ニャーニャー!」など、動物の鳴き声を真似しながら読むことも出来ます。

Where is Baby’s Belly Button? By Karen Katz

もし英語で語りかけもしてみたい・・・なんて思ったらこの本がお勧め!

「Where is~?」「あなたの〇〇はどこかな~?」とまさに赤ちゃんに語りかけるように読み聞かせが出来る絵本です。何度も何度も読んでいると、自分もフレーズを覚えてくるので、絵本が無くても語りかけが出来るようになるかも(^^)仕掛け絵本になっているので、ページをめくれるようになったら、お子さんにめくってもらって一緒に楽しめます。

ちなみに、著者であるKaren Katz(カレンカツ)さんの赤ちゃん絵本はシリーズになっており、どれもかなりお勧めです。初心者でも読みやすい絵本なので是非チェックしてみて下さい!

アマゾンの検索ページ張り付けておきます↓

KarenKatzアマゾン検索ページ

https://www.amazon.co.jp/s?i=english-books&rh=p_27%3AKaren+Katz&s=relevancerank&text=Karen+Katz&ref=dp_byline_sr_book_1
Dear Zoo By Rod Campbell

簡単な英文で、動物が沢山出てきます。仕掛け絵本になっており、めくると動物が出てくるようになっているので「次は何が出てくるかな~?」と語りかけながら読むことが出来ます。最初の英語絵本読み聞かせにはとてもふさわしい絵本です(^^)

ちなみにこの絵本を4歳になる友人の子供(女子)にプレゼントしたらとても喜んでくれていたので、そのくらいの年齢の子でも楽しめるかも。

以上3冊、おうち英語を最初に始めるのにふさわしい絵本をご紹介させて頂きました!色々アマゾンで購入していると、「あなたにおすすめ」とアマゾンが自動選出した絵本も色々出てくるようになるので、そういったものも利用して色々探してみてください。

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0歳からおうち英語はじめないとかなり損!という記事もまとめているのでこちらもご参照ください。簡単なことを意識するだけでお子さんの未来の可能性が広がります。

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