家で子供に英語絵本を読んでいると、
自分の発音で子供に読み聞かせなんかしてもいいの?という心配が出てきますよね。
その心配はしなくて大丈夫!という記事を前回まとめました↓
今回は、
- そもそも英語の発音が悪いとはなにか?
- 視野を広げると発音が悪いなんて感覚を持つ必要はない!
という話をします。
発音が悪くてコンプレックスを持っている方へ読んで欲しい記事です
英語の発音が悪いとはどういうことか?
日本人って、英語の発音の悪さをコンプレックスに思っている人が沢山いますよね。
でも!
そもそも「発音が悪い」ってどういう意味でしょうか?
日本でよく聞くアメリカ英語(イギリス英語)みたいに話せない、という意味だと思いますが、「発音の悪さなんて全く気にする必要はない!」という事を猛烈に実感した出来事を今日はご紹介します
アメリカ留学していた私でもインド人の英語はわからない
私はアメリカに3年住んだ後、インドに移住しました。
インド移住前は3年間アメリカ英語に浸かってきたので、アメリカ英語が一番わかりやすいという状態でのインドへの渡印。インドで仕事をする予定でいたのですが、英語は習得していたので特に英語への心配はありませんでした。
しかし!
渡印後、インド人の話す英語が全くわからないという現実に直面しました
「え・・・?今英語を話しているのヒンディーを話しているの?」
と何度も何度も思いました。
インド人はインド訛りがきつく、人によっては本当に英語が聞き取りにくいのですが、一番びっくりなのが彼らが
むしろ私が聞き取れずに何度も聞き返していると
「お前は英語は話せないのか?」と言われる始末。
私の英語じゃなくて
「お前の英語がわからんのじゃ~!!!!!」
世界の英語話者は15億人、そのうちネイティブはたった25%
そもそも世界の英語話者は何人いると思いますか?
最近では15億人位いると言われています。
そしてそのうち、アメリカやイギリスみたいに第一言語として英語を話す、いわゆるネイティブ人口はたったの25%!
それ以外の75%の人たちが第二言語として英語を話しています。
第二言語の英語となると、英語の発音がその国の第一言語寄りの訛りになるのは当たり前で、
実際に多くの国の人たちが訛りのキツイ英語を話しています。
でも、それできちんと成り立っているのです。
インド人がインド訛りの英語を話しているのは普通です。
インド人に限ってのことではありません。
- フランス人はフランス語訛りの英語を話しています
- スペイン人もスペイン語訛りの英語を話しています
- ベトナム人はベトナム語訛りの英語を話しています
私の仲の良いスペイン人の友達の英語は、全力でRを巻いています。
アメリカ留学時代にベトナム人の友達が沢山いましたが、最初は彼らの英語が「ミャーミャー」としか聞こえませんでした。
そんな中、発音が悪いという話ではなく、
日本人が日本語訛りの英語を話して何が悪いのでしょうか?
世界を見渡せば当たり前すぎて気にするほどの事ではありません。日本語訛りのキツイ英語を話していると、アメリカ人やイギリス人に少しバカにされることもあるかもしれません(その人は性格が悪いですね!)。
でも、英語に限らず世の中色んなことを言う人がいるので、そんなことに怖気づいてコンプレックスを持ってしまう事の方がもったいないです。言語はアウトプットしなければ上達しません。発音を気にしてモゴモゴ恥ずかしがっていれば上達するものも上達しません。そして発音は、
世界の英語という基準で見れば取るに足らない小さな話です。
日本人は恥ずかしがり屋なので、図々しく伝わるまで伝えようとするインド人の様な強い精神力を持つことが大切だと思います!
英語の発音よりも○○力をつけよう
正直英語が話せるだけでは全く意味がありません。そのベースに自分が伝えたいことを伝える、相手が言わんとすることを汲み取りながら聴く、そういったコミュニケーション能力がなければ話になりません。
留学したら現地人の彼氏(彼女)を作ると語学能力が伸びる、という話を聞いたことはありませんか?
それは、彼氏(彼女)には「伝えたい!相手の事を知りたい!」と思うモチベーションが高く出てくるので、自然と語学も上達していくのです。
発音よりも気にすべきことは、人に伝えたい!という強い気持ち、伝えたいと思う自分の意見を持つという語学能力以前の力の方が大切だという事です。
- 今の時代英語が話せた方がいいから
- 仕事で必要だから
- 外国人とお友達になりたいから
人それぞれ色々あるとは思うのですが、共通しているのはコミュニケーションがとれる人の幅が増えるということですよね。
正しい発音で英語が話せるようになること、ではないと思うんです。(そもそも正しい発音なんて存在しないんだけど!)要は、通じればいいんです。ある意味通じなくてもいいんです。
通じなかったら、通じるまで伝え続ければいいんです。
大切なのは相手に伝えたいという強い気持ち。一歩世界に踏み出してみると、一言と「英語」と言っても本当に色んな英語があることに驚くことになると思います。
そんな中で必要なのは、発音の良い英語ではなく、
「伝えたい気持ち」がこもった英語だと思います。
もし、英語の発音に関して「日本人は発音が悪くてダメよ~」
なんていう人がいたら言ってあげてください。
「あなたは世界を全然知らない」
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