【育児】テレビなし育児をしてみて感じるメリット3つ

子育て

2歳8ヶ月の息子を育てています。

もともと、わたしはテレビが苦手なのでテレビを日常的にみる習慣はないのですが、息子が2歳を過ぎてからはテレビでYOUTUBEやネットフリックスを見せたりはしていました。

2歳まではほとんど動画も見せていません。2歳8ヶ月になった今は、長くて40分程度(朝20分・夜20分)動画を見るように。

そして最近、夫のこだわりで購入した65型の大きなテレビをリビングから物置部屋に移動させました。その後、ほとんどテレビは見せていません。

かれこれ2ヶ月くらいになりますが、今感じている

「テレビなし育児のメリット・デメリット」を解説しようと思います。

テレビなし育児3つのメリット

子供の1人遊びが上手になる

テレビがリビングから消えてから、おもちゃの配置を変え「こどものおもちゃスペース」がリビングの主役になるようにしました。

(今まではリビングで一番目を引くのがテレビだった)

そしたら、今まであまり見向きもしなかったミニキッチンでおままごとをしたり、絵本を読んでと自ら持ってくることが圧倒的に増えました。

いままではYOUTUBEがみたいと言うことも多かったですが、ほとんど言わなくなりました。

「見たい」と言われても「テレビないよ」と言えば終わりです。

これはまだ息子が2歳なのと、今まで沢山テレビを見せていなかったのでそこまで執着心が芽生えていないかったからだと思います。

もし日常的に長時間テレビを見ているお子さんだと、テレビがなくなってしまったら最初は大変かもしれません。

でも、子供の適応能力は大人が思っている以上なので、しばらく辛い日が続いてもすぐに慣れると思います。

そして、テレビをやめるなら早いに越したことはありません。

テレビがないことを受け入れたら「何をして遊ぼうか?」と自分で考えて遊び始めるようになるので、子供の創造性やクリエイティビティ―が向上すると感じました。

絵本を読む時間が増えて言葉も増えた

テレビがないので、特にすることが思いつかないと

「絵本を読んで」と自分から持ってくることが増えました。

今までテレビが配置されていた場所に絵本棚を持ってきて、リビングの中心に置くようにしたのですが、本棚をながめながら読みたい本を探す瞬間が格段に増えました。

読み聞かせを増やすと感じるのが語彙力の向上です。もともと絵本は日常的に読み聞かせるように意識はしていましたが、現在2歳の息子の言語能力の発達は著しく、

絵本を読めば読むほど、どんどん吸収して発語につなががっていると目に見えて感じます。

テレビが目に入らないことによってテレビの選択肢が本人の頭から消えるので、

おもちゃ遊びや絵本時間が増えるのは今の時期の子供にはメリットでしかありません。

親のお手伝いをするようになる

1人で遊んでいる時間も増えた息子ですが、わたしが台所で料理をしていたり、洗濯ものを干したり家事をしていると、「自分もやる!」と言ってくることが増えました。

キッチンで料理をしている時は息子をシンクの前に立たせ、水道を出しっぱなしにして(水道代がもったいないですが・・)、お皿や野菜を洗ってもらったり、コップに水を入れてそれを他のコップに移し替えて遊んだり、勝手に色々楽しんでいます。

水遊びが好きな息子には楽しい遊びです。

最近では、手先も器用になってきたのでホットケーキを作る時に材料を混ぜてもらったりもしています。

意識的にお手伝いをさせようと思ったことはないのですが、

本人が自ら台所に来て「何してるの?」と聞いてくるので、息子の興味に合わせて出来そうなことをやらせていたら、いつのまにいろんなスキルが上達していました。

最初の方はお手伝いにもならないレベルでわたしの後片付けが本当に大変でしたが

最近ではその経験が練習になったのか、シンク周りが水浸しで大惨事になることも、混ぜてもらっている粉が飛び散らかることも少なくなりました。

もちろん今でもそういうことはありますが、前よりはマシです^^;

洗濯物を干すときも、小さいサイズのタオルなどを自分で選んで干してくれます。

このおかげで洗濯バサミの扱いも上達して、洗濯物を挟むのが上手になりました。

息子用に小さい洗濯干しを購入して、それに干させています。

テレビがあると、YOUTUBE見たい!と騒ぐことも多かったのが、テレビがないことによって親が何をしているのか目に入るようになり、必然的に興味を持つようになるのかなと思います。

結果、自分の家事がしやすくなったのと、息子も自然に家の仕事に参加出来るようになったので、これも大きなメリットだと思います。

テレビなし育児のデメリット

メリットは沢山ありますが、息子は2歳のイヤイヤ期まっ最中。

一度イヤイヤスイッチが入ったり、機嫌が悪くなってしまうと親がテレビを見せたくなる衝動にかられます。笑

テレビがないせいで、何とかそれに対応しなければいけなくなるので、なにより親の負担は増えます。忙しい朝は特に大変でそれはデメリットに感じます。

さらに、お手伝いに興味を持つことはいいのですが、何をするにもスムーズに進まなくなるので、ワンオペの朝はなかなか大変です。

最近ではイヤイヤがどうしようもないと大好きなミカンや卵ボーロでなんとか大人しくさせることも。食べ物をエサにそういうことをするのは良くないらしいのですが、どうしようもない時は仕方がありません。。

でもテレビなし育児をしているご家庭の話を聞いていると、イヤイヤ期こそ大変だけど、そこを乗り越えるとテレビなし育児にはメリットしかなくなると言う人が多いです。

頭に入れておきたいテレビがもたらす悪影響3つ

テレビの長時間視聴がもたらす悪影響3つ↓

  • 言語の遅れが生じる
  • 表情が乏しくなる、人と目を合わせられなくなる
  • 脳の成長が遅くなってしまう

特に1,2歳以下のお子さんにはテレビは悪影響以外何物でもないので、一切見せないことを決めるくらいで良いと思います。

2歳以上の子供の場合でも、特に未就学児となるとテレビの長時間視聴は大きな悪影響をもたらします。

アメリカの小児科学会では2歳以下の子供にはテレビを見せないように警告しています。さらに、日本の小児科学会でも、2歳以下のテレビの長時間視聴は好ましくないと提言しています。

出典:日本小児科学会

2歳以上になりテレビを見せるようになっても、長時間視聴は避けましょうとのことです。

長時間とはどのくらいなのか?

日本小児科学会での提言では、テレビ視聴が4時間を超える子供とそうでない子供の実験結果がのっているのですが、4時間までは大丈夫ということではないでしょうね。

アメリカ小児科学会の例になりますが、小学生になってもテレビは1日1時間まで、週末は1日あたり2~3時間(教育番組は延長可)、とガイドラインが定められているそうです。2歳以上になってもなるべく見せない方がいいと思いますが、1時間が限度かなと思います。

小学生になるとテレビから学習できることも多くなるので一概にテレビは悪影響だと言えなくなりますが、

脳の成長が著しい未就学児のテレビの長時間視聴は発達途中の脳に大きな悪影響を与える

という事実は、深刻に受け止めておくべきだと思います。

絶対見せない!が無理だとしても、それぞれの家庭でいい塩梅を探しながらテレビと付き合えるといいですね。

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