多胎妊娠したら確認したい”訪問看護”という制度

ふたご妊娠・育児

現在1才3ヶ月になる双子育児に奮闘しているママです。

わが家では現在、訪問看護のお世話になっています。

  • 訪問看護とはなんぞや?
  • 双子(多胎)を出産したらみんな使えるの?

について、解説します。

訪問看護とは

ここではそこまで詳しく説明しませんが、在宅医療ケアが必要な人向けに看護師さんが家に訪問しケアをしてくれる制度です。

基本的に「医療ケアが必要な人向け」なので、医療ケアが必要でない多胎児でも訪問看護が使えることを知っている人はあまり多くありません。実際私も知りませんでした。

病気はないうちの双子も訪問看護が利用できるの?

出来ます。でも、状況や訪問看護ステーションによります。

例えば、多胎児は未熟で生れることが多いので、NICUやGCUにお世話になったベビーだと出産した病院から訪看の制度を紹介されるケースが多いようです。その場合、出産した病院の医師から指示書を出してもらえるのでスムーズに進みます。

一方で、比較的大きめベビーでNにもGにもお世話にならず無事に退院できた多胎児になると、訪看を病院側から紹介されることは少ないと思います(私はされませんでした)。

でも多胎の場合、退院時に問題はなくとも発育不良になりやすいことや(うちの双子がそうです)、虐待リスクも単体より増えること等何かしら問題が起きやすいということで訪問看護が利用できるケースが出てきます。

では、具体的にどんな状況なら訪看が使えるのか?ここは正直私も全体像を把握しきれていないのですが、

訪問看護ステーションによる

ということになります。

例えば、わが家に来てくれている訪看さんは、みな助産師です。

訪看ステーションに助産師さんが在中している場合、多胎家庭への訪問が出来ると考えられます。一方で、ステーションに看護師さんしかいない場合、訪問看護師さんですら、多胎で訪看が利用できると知らない人が多いです。

そして、小児科医ですら、多胎と言うだけで訪看が利用できると知らない医師が多いです。実際私が自分で問い合わせた小児科では、「どういう指示書を、何を書けばいいかわからない」と言われました。

以前、訪看の利用方法について知りたい人はDM下さいとツイートした時に、沢山のDMを頂きました。訪看の利用方法についてお伝えしましたが、実際その中で訪問までたどり着いた方は少ないです。

訪看にたどり取り付けなかった方のケース

  • 新生児訪問できる助産師がステーションに在中していない
  • 田舎すぎてそもそも訪看ステーションがあまりない
  • お年寄りの訪問しかしていない

などです。要するに、利用できる条件と言うのが

「近所の訪問看護ステーションに赤ちゃんケアの出来る助産師(看護師)がいる」

ということになるようです。

DMを下さった方の中には、近所のステーションでは「やり方がわからない、双子と言うだけで利用は出来ない」と言われてしまったけど、隣町のステーションに問い合わせ、そのステーションから訪問に来てくれることになったというケースもありました。

なので、訪問看護を利用したい場合、まずはうちに訪問してくれるステーションはあるか?を先に確認することをお勧めします。

訪問護を利用するために必要な手続き

訪問看護を利用するためには、「医師による指示書」が必要になります。

小児科で指示書を書いてもらう→指示書を訪問看護センターに送ってもらう→訪問開始

というのがざっくりとした手順です。

しかし前記した通り、小児科医にですら「わからない」と言われることがあります。なので、まず最初にすべきことは、分が住んでいるエリア内に、訪問に来てくれる訪問看護ステーションがあるか?を確認することをお勧めします。

もし見つけられたら、そのステーションから、直接小児科医に指示書を出して欲しいと説明してもらえるかもしれません(ここは私の体験談なので、断言は出来ません)。

利用料に関してですが、基本的に「医療ケア」という医療行為なので、国の子ども医療費助成制度のおかげで利用料は無料です。ステーションによっては交通費を支払わなければいけないところもあるようです。

わが家のケース

私の場合、まずは自分で近所の小児科に電話で問い合わせました。

「訪問看護を利用したいので、指示書を書いて欲しい」という旨を伝えましたが、結局「どうしたらいいかわからない」と言われました。

結局、たまたま近所で開催されていた多胎サークルに参加した際に、訪問看護ステーションの助産師さんがおり(双子ママ)、そのままトントン拍子に話が進み訪問開始となりました。

私がお世話になっているステーションの責任者の方が双子ママだったので、多胎育児にとても理解のあるステーションにたまたま巡り合うことができ、本当に運が良かったと言えます。

多胎育児の人手の確保や手続きは必ず産前にすませる

訪問看護含め、人手確保の申し込み作業を多胎児出産後にやることは正直かなり難しいです。

寝不足と疲労で頭が回らない生活が待っています。

親の手助けがあるとか、人手がある場合そこまで必要にならないかもしれませんが、もしこれから出産予定の双子プレママで、自分と夫以外誰もヘルプがいない場合、必ず生まれる前にどんな制度が使えるのか調べておくことを強く強くお勧めします。

【産前に調べるべき制度】

  • 行政の産後ヘルパー
  • 産後ケア施設の利用方法
  • 訪問看護制度
  • 民間の預かり保育の有無、利用条件確認
  • その他、キッズラインのシッターさんなど

訪問看護について詳しく知りたい方がいたら、ツイッターからDM下さい。ブログのお問い合わせだと見落とす可能性があります。TwitterURLはプロフィールの下の方のTwitterのロゴマークをクリックすれば飛べます。

以上、参考になれば嬉しいです。

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