双子の早産はママのせいではない!!
多胎妊娠(双子、三つ子)に限らず、単胎妊娠でも言えることだと思っています。
実際に双子を妊娠して感じたのですが、多胎妊娠をしているとどうしても
出産をこちらでコントロール出来るという錯覚におちいりやすいです。
なぜなら・・・
- 帝王切開予定日が決められる(経腟分娩を取り扱っている病院は別)
- 早産の兆候があったら張り止め薬や張り止め点滴で出産を食い止める
- 何週目で出しましょう!と決められる
こんな環境下での出産になるので
誕生をコントロール出来ると思うようになるのも無理はありません。
この記事では、実際に双子妊娠中の私が、双子早産はママのせいではない!と感じる理由についてまとめます(あくまでも個人的な意見です)。
早産で自分を責める続けているママへ。そして、早産で自分を責めることになる可能性のある未来の自分に届きますように。
生命の誕生はそもそもコントロールが出来ない
スピリチュアルに聞こえるかもしれませんが
命の選別は本当にどのようにされているのか私たちにはわかりません
流産の原因もほとんどが原因不明のものばかり。
わたし自身も2つの魂をお空に見送っていますが、なぜ流産してしまったのかは謎です。
生れてくる命と、そうでない命は、人間の力の及ばない力によって動かされていると思っています。
早産も流産と同じで。
切迫早産になったら
- 入院して安静
- 張り止めの薬の服用
- 点滴
などで早産予防をします。
それで正期産まで行ければもちろん素晴らしいですが、そうならない場合もあります。
問題は、そこまで対策しても早産になってしまった場合、
自分を責めるママがとっても多いこと
- わたしの体が持たなかったからごめんね
- 安静にしてなかったからごめんね
- もっとお腹のなかに居させてあげられなくてごめんね・・・
全部ママが悪くて、赤ちゃんの意思が全く入っていません。
生命の誕生を完全にコントロールできるという錯覚に陥っていると、ただただ自分を責めたくなります。
でも、赤ちゃんの誕生ってそんな単純な話ではないと思うのです。
赤ちゃんはそれぞれ使命を背負ってうまれてくる
1人妊娠だと、出産予定日を過ぎたら
「のんびりやさんなのね~」「ママのお腹が心地いいのね~」
と言われます。
逆に少し早く生まれてきたら
「せっかちさんなのね~」
とコメントをもらったりします。
どれも赤ちゃん目線
それが多胎妊娠になると赤ちゃん目線はゼロ。
もちろん障害が残ってしまったり、NICUにお世話にならなければいけない場合、のんきなことは言ってられずに自分を責めてしまうことになると思います。
でも
赤ちゃんはそれでも自分を選んでお腹に宿ってくれています。
赤ちゃんがもうお腹の中が居心地が悪いと感じれば出てくるだろうし
これ以上お腹にいたらママが危ないと思えば出てくるだろうし
赤ちゃんにも何かしらの都合があって、ママに赤ちゃんの誕生をすべてコントロールできる力はないと思うのです。
早産で何か問題が起こった場合、わたしも自分を責めることになります。
でもその状況は赤ちゃんが背負うべき運命であって、ママは自分を責めるよりも全力でサポートすることが今一番やるべきことだと思います。
大好きなママにごめんねを言われ続けるほど子どもにとって辛いことはないです
子どもは大人が思っている以上に生命力にあふれ、自分の強い意志を持っていると子育てをしていて感じます。自分で自分の運命を受け入れて前に進んでいく力がしっかり備わっています。
そんな時に、ママがいつまでもごめんねと謝っているよりも一緒に力強く前に進む力を与えた方が、子どもにとって一番いいのではないでしょうか。
出産はコントロールが出来ないことを忘れない
妊娠出産は本当に神秘的な出来事です。
早産は本当に悲しいし、保育器で一生懸命生きるわが子を見たら心が締め付けられます。
でも、わたしたちに出産をコントロールする力はないし、何を後悔してもタラレバ仮説を立てても、なるようにしかならないのが現実だとも思います(ひびきがネガティブだけど!)。
わたしはこれから双子のお産で、34週目から管理入院になります。
双子妊娠が発覚してから早産リスクと隣り合わせの日々を送っていますが、ここまでお腹の中で育ってくれてとてもホッとしています。
これからどうなるかわかりませんが、双子が来てくれた奇跡や、子どもの生命力と強さを信じて過ごしていこうと思います。
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