【育児】1歳児から学ぶ、物事に取り組む姿勢

子育て

もうすぐ2歳になる息子を育てる母です。

数カ月前になりますが、息子との散歩中にふと感じたことをしたためておこうと思います。

家の近くに、アスレチック遊具も充実している上に森のようなハイキングコースがある公園があり、よくそこに息子を連れていきます。遊具にはあまり目もくれず、石や枝を拾って遊んでいることが多いです(もっと走り回って疲れて欲しいけど、じーっと観察していることが多い)。落ち葉が大好きで、いつもカサカサって楽しそうに踏んで遊んでいます。

ある日、息子が割れたドングリを手にして熱心に観察していました。

大人からしたらとても汚い割れたドングリ。

触ってみたり、地面にたたきつけたり、殻を割って中身を出そうとしたり、とても集中していました。

最初は私も黙ってみていたのですが、だんだん飽きてきて(私がw)

「ねね、〇〇ちゃんの好きな飛行機がお空飛んでるよ!!」

「あ、あっちに湖があるよ!ボートが浮いてるよ!」

「あ!!ガーガー(あひる)さんもいるよ!!」

と、他に色々見せたいものがあるので話かけ始めました。

息子、ガン無視。

母はしつこく声をかけ続けます。

「ねーねー、あっちは??あ!!鳥さんだ!見てみて!!」

「あ!また飛行機だ!!!」

息子、ガン無視。笑

とにかくこの時の母心としては、どんぐりの観察もいいけど他にも面白いもの沢山あるよー!!いっぱい色々みてごらんー!!色々見て欲しいー!!私もうここにいるの飽きたー!!!

みたいな感じです。

そんな母の声には一切耳を向けず、ひたすら割れたドングリの観察に集中してる息子

その時ふと思ったのです。そういえば私、一つのことにこんなに熱中していることって最近ないなと。本を読んでいても、あ、あれやらなきゃ、あれも調べたい、

そういえばあれも見たかった、あの本も読みたいんだった、あ、あれなんだっけ?調べよ、と思ってスマホいじりだす。
とか、なんかいつも気忙しい感じだなと。

それってマルチタスクこなしてることで別にいんじゃないか?

とも思ったりしていたのですが、その時読んだ本なんて内容を全く覚えちゃいないんですよね。いかに効率よく色んなことをこなすかに意識をして日々過ごしていて、一つのことに熱心に集中することが最近めっきりなくなっていることに気づき、「あ!飛行機だよ!湖だよ!」と話かけまくっている自分が少し滑稽に感じました。

息子は、どんぐりの観察をしていて、今そのどんぐりに全意識を集中しているのです。

あれもこれも見て欲しい親心はありますが、それは私のエゴ。どんぐりに集中している息子に気が済むまでどんぐりを観察させておけばいいだけです。

そして、その集中している時間ってとても大事な時間だと思います

情報溢れる今の時代、何か一点に集中するって以前よりも難しくなっていると思うんですよね。今自分がやっていることよりも、もっと効率よくていい方法があるんじゃないか?これよりも、もっと素敵なものがあるんじゃないか?常にそんな気持ちが出てくるかと思います。

ちなみに、私の夫は昔本をよく読んでいたらしいのですが、今は全く読まず。結構凝り固まったことしか言わない人なので本でも読んで頭やわらかくしたら!?とチクチク言ってしまうのですが、珍しく本を開いたと思ったらその5分後にスマホをいじってるわけです。

そんなことが何度かあり、本を読み続けられなくなっていることに気づいてるのか?と思っていました。

自分もしかりです。

一点集中が難しい。

そんな日々を送っていた矢先に見た息子のドングリへの集中力は、見習う姿勢があるなと、しみじみと感じました。

人間あれもこれもなんて結局出来ないんですよね。これから情報乱雑した時代に生きていく息子にとって(今もすでにそうだけど)、この集中する時間というはとても大切になってくると思います。そんな息子の集中を邪魔しないように過ごさなければと思いました。ずっとドングリ見てる息子見てるの飽きるけど。。笑

そして、自分も何かをしている時は、あれもこれも考えずに目の前のやるべきことや、やりたいことに一点集中して過ごしていきたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました