何事も体験してみないとわかりませんが、出産もその一つ。
出産前に思い描いていたこと(想像に至らなかったこと)と、実際のギャップが激しくて特に印象に残った4つをまとめようと思います。
それ母親学級で教えてよ!出産してびっくりしたこと4つ
胎盤出てきます&後陣痛について
陣痛が痛い話は皆よく知っていますよね。その痛い陣痛を乗り越えて赤ちゃんを押し出したら痛みが終わりなわけではないのです。
やっと赤ちゃんが出てきた後、助産師さん(看護師さん?)がおなかを少し圧迫して中の内容物(色々)を出しているではありませんか。それが痛む瞬間もあり。もう痛いのは勘弁してくれと思いながら無言で痛みに耐え、自分の中から色々なもので出てくる感触を感じていました。そして会陰切開もしたので、そこを縫う時もチクチク痛いわけです。
赤ん坊が外に出てきてホッとしたのもつかの間、続く痛みに絶句したのを覚えています
更に、分娩台から離れて入院病棟に移ってからは後陣痛という痛みが待っていました。
授乳をしていると子宮がギューギュー痛む。後陣痛と言って、大きくなっていた子宮が縮んでいくので、それが超絶痛いのです。乳首を刺激すると子宮は収縮するので、授乳中特に子宮がギューギュー痛むわけです。ただでさえ軌道に乗るまでは大変な授乳が更に苦行になるという辛さ。
産後の痛みについては何も知らなかったので、次々と襲ってくる痛みにいちいち絶望していました。もちろん本陣痛に比べたら何ともないのですが、そうとう体が疲労している上の更なる痛みに精神疲労が半端なく。
かわいい子供をみたらそんな痛み気にならない人もいるのかもしれませんが、私はそうでもありませんでしたw全然w
ということで、こういう出産後の痛みの知識なども母親学級で話があれば心の準備が出来ていなのにな~と思いつつ、知っていたら余計にお産が怖くなるかもしれないのでやっぱ知らなくてよかったかなと思いつつ。
おくるタッチケアについて(おくるみの使い方)
これはもしかして教えてくれる母子学級(病院)もあるかもしれません。
私が出産した病院では教えてもらえず、産後全然寝てくれない息子に困り果てた時に検索しまくって「おくるみタッチケア」に辿りつきました。
くるくるおくるみで巻いてあげるだけなのですが、これ知っているのと知らないのとは本当に育児生活の幸せ度を左右するレベルだと個人的には思っています。
毎回使えるわけではないのですが、眠そうな瞬間、ぐずっている時、くるくるおくるみに巻いてあげるとス~ッと寝てくれることも何度かありました。我が子に関して言えば巻いても手足をバタバタさせてほどけることの方が多いので、ほんとラッキーなときしか使えませんでしたが、それでもあるのとないのとでは全然違うと思います。ハマる子は巻かれたまま長いこと寝ていたりするらしいですね。
こういうおくるみを使った抱っこの仕方みたいなことも、母子学級で教えてくれたらいいのになと思います。
母乳育児のつらさ
赤ちゃんが産まれたら自然におっぱいが出てくるわけではないのです。もちろん、産後スムーズに母乳が出る人もいると思います。でも私は違いました。
産後2日目に出産の痛みを超えるレベルにおっぱいに走る激痛(ここはみんな一緒?)。おっぱいがガッチンゴッチンに膨らみ、石そのもの。母乳育児を推奨している病院だったので、助産師さんが一生懸命マッサージしてくださったのですが、その痛み、分娩の痛みとほぼ一緒です。痛すぎて目も開けられず泡吹きそうになりました。出産で痛んだ体に鞭打つ地獄のおっぱいマッサージ。
赤子に母乳あげるのがこんなに辛く痛い物だったなんて。(もちろん人による)
出産の痛みに関しては、「鼻からスイカ」だとか、「人生で一番の痛み」だとか聞く機会がありますが、出産後の母乳育児を軌道に乗せるのがここまで大変だとは、少なくとも私は聞いたことがありませんでしたので、衝撃でした。
やっと赤ん坊を押し出して、さて少し休憩。と思っていた矢先の地獄のおっぱいの痛み。母乳育児をしたかったので選んだ病院でしたが、その痛みは本当に衝撃でした。
こりゃミルクを選ぶ人の気持ちもわかります。
結局、退院後も母乳は足りず、ミルクと混合だったのですが桶谷マッサージのおかげで生後3カ月ころから完母になりました。軌道にのればおっぱいは楽ですね。哺乳瓶洗わなくてもいいし、外出の荷物も少ないし。
人によっては母乳を軌道に乗せるのにこんなに大変な痛みを伴うことがあること、そんな話を母子学級とかでしてくれたらいいのに、と思いました。母乳外来の存在とかもね。
断乳したら性欲が戻る!ホルモンについての知識
これ個人的に一番母親学級で伝える必要があると思います!笑
産後あるあるに「旦那さんに触られるのが嫌」、って言う話ありますよね。
人によっては旦那が視界に入るだけでイライラするとか。笑
私はそこまでではありませんでしたが、なんか触れ合うのが嫌だな。。という感覚はありました。あぁ~あ私も母になって変わってしまったのだろうかと自分の変化に少し驚くと共に旦那さんに申し訳ない気持ちも。
でもね、それ、ホルモンの仕業なんです!!!
断乳したらあら不思議。
あれれれ?性欲戻っとるやん!触れるのも全然嫌じゃないよ!!
ということで、夫婦生活のためにあまりにも長い授乳生活も考え物だなと思いました。子供との関係、夫婦の関係、家族を総合的に観て断乳するなりなんなり判断できればいいですよね。授乳中触られるのが嫌と思うのは普通のことなので、そんな話も旦那様と出来る関係になれたらいいですよね。
そして、そんな夫婦に関する話も母子学級でしてくれたらいいのにな、って思いました。とっても大事なことだから!
「旦那さんは産後しっかり奥さんをいたわりましょう」
「心のケアをしましょう、よく話を聞いてあげましょう」
みたいな話はあるのですが、ホルモン変化による性欲の激減だったり夫婦生活についての話は特になく。
長い人生、子育てをしている時間って本当にわずかで夫婦の時間の方が多いです。夫婦関係が上手く行かないと子供に執着しがちになるし。子育てを一緒にする喜びを分かち合いながら夫婦としての時間も大切にしていきたいですよね。日本って産後セックスレス大国らしいし、それって悲しいことだよね!
まとめ
ということで4つまとめてみました。
私が妊娠中住んでいた横浜市の母子学級では、出産の進み方(破水とか陣痛の話)、新生児の沐浴のさせ方、産後のホルモン変化について、産後はとても大変だから無理せずちゃんとヘルプしてもらえるように、よく休むように、などなどのお話がありました(うろ覚えですが)。
どれも大事なことではあるので削れませんが、豆知識的に上記4点あたりの話もあればよかったのにな~と今思います。
しかし、確かに出産は痛かったけど、育児のバタバタでお産の痛みなんて忘れますね。
出産直後は
二度とこんなのごめんだ!
絶対次は無痛分娩だ!帝王切開だ!
いや、二人目は無理だ!!
と思っていましたが、今また普通に妊娠出産出来ると思っています。笑
人類繁殖のための、本能に刻まれた忘却機能ですね!
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