自分が妊娠したり、離乳食が始まると
どこまで添加物を気にすべきか?
と気にする人は多いと思います。
私は普段から添加物を気にしている生活をしていますが、今回は体にいいと思いながらせっせと体に取り込んでいる、身近な食品に含まれる添加物について書いていこうと思います。
ヤクルトの主成分は”ぶどう糖果糖液糖”
乳酸菌が生きたまま腸に届く!ということで体にいいというイメージのヤクルトですが、原材料を見てみると
出典:ヤクルト公式HP
原材料と言うのは一番多く含まれている材料から書かれているので、ヤクルトで一番多く入っているのが ”ぶどう糖果糖液糖”です。
ぶどう糖果糖液糖というのがなかなかの曲者で、砂糖よりも価格が安い上にマイルドな甘みを出せるという事で、”ぶどう糖果糖液糖”が入っていない食品を探す方が大変なくらいに市場に出回っている添加物です。
”ぶどう糖果糖液糖” や ”果糖ぶどう糖液糖”(この2つの違いは糖のうちの果糖の割合)は血糖値を爆上げする作用があり、体の糖化を保進してしまいます。糖化とは簡単に言えばアンチエイジングの的!体の老化を進めひどい時には糖尿病や高血圧など様々な弊害が体に出てきてしまいます。
こういった食品を常用しているとどうなるのか?子供も大人もそうですが、血糖値を爆上げしてしまうので、空腹時低血糖に陥る危険性が出てきます。するとキレやすくなったり短気になったり、落ち込みやすくなったり急に脱力感に襲われることがあったり、頭がぼーっとしたり。なんらかのマイナートラブルが出てくる人も出てくるでしょう。
ちょっとした調味料に入っている分にはそこまで問題ないかもしれませんが(ドレッシングとかケチャップとか)、清涼飲料水や、果糖が入ったお菓子を常習的に摂取している人はかなり要注意です。
私の親は健康のため毎朝ヤクルトを朝一に飲んでいます。朝一で血糖値を爆上げしているので、体に良いのか悪いのかわからないですよね。乳酸菌の有効成分が入っていて「風邪をひきにくくなるとか免疫力が上がる!」という話もあるようですが、朝一で血糖値を爆上げすることが体に良いことだとは到底思えません。
どんな食品もそうですが、ヤクルトに限らず原材料をみると「これは体にいいのか!?」と思うような食品が本当に沢山あります。まずは広告や宣伝文句に惑わされずに原材料をよく見てみて下さい。
何が使われているのか、きちんと知った上で判断するのが良いと思います。
更に、赤ちゃん用や幼児用のお菓子も要注意です。「化学調味料、着色料無添加」と書いてあったとしても果糖ぶどう糖液糖が入っているケースは沢山あります。私も昔は幼児用のお菓子などを過信していしまい、よく改めて原材料をみると果糖ぶどう糖液が入っていたというケースがありました。
果糖ぶどう糖液糖を小さな頃から摂取していると、血糖値の爆上げにより落ち着きがない、キレやすいとか集中力がないとか色々な問題を誘発する可能性が出てきます。
全部をなくすことは難しいかもしれませんが、食品を買う時に原材料を自分の目で見て確かめる癖をつけるとか、今自分が摂取しているもの、子供に与えているものには何が含まれているのか意識してみるだけでも変わってくると思います。
無添加のすき焼きのたれ
添加物に対して正しい知識がない人が多いなと感じたきっかけが、義母の料理でした。私はもう何年も、○○のたれ、○○の元などは使わずに、醤油、酒、みりん、味噌、塩、甘酒をメインに料理をしているので、添加物の入ったものを口にすると違和感を覚えることがあります。(ちなみに外食は何でも食べています。あくまで家に添加物を持ち込まない、だけです)
義母が作ってくれた肉じゃがを食べたらすぐに何かが入っているとわかったのですが、そのとき義母が使っていたものは「無添加のすき焼きのたれ」でした。
無添加と書いてありますが原材料を見てみると・・・「果糖ぶどう糖液糖、○○エキス、○○パウダー」よくわからないカタカナのパレードです。笑
この辺りは添加物として分類されておらずに添加物とは呼ばない食品添加物も沢山あるので「無添加」といえど要注意です。
義母もお肉や魚は外国産は買わないとか気にしているので、体に悪い物を取り込みたくないという意識はあるようですが、完全に宣伝文句に踊らされていると感じました
見るべき場所は裏面にある「原材料」です。そして、どこまで気にするかはその原材料を見ながら判断すべきだと思います。
本物の醤油、酒、みりんの見分け方
とにかく、完璧に添加物を排除!するとなると大変なので、なるべく原材料がシンプル!かつ少ない物をなるべく選ぶのがいいかなと思います。
たとえば、醤油。
醤油は「大豆・小麦・食塩」この3つで作られます。それ以外の何かが入っていたら怪しい・・・と思ったらいいと思います(怪しくない何かの時もあります)。ちなみに塩分を気にして減塩醤油を使っている人も多いと思いますが、減塩にすることによってどんな添加物が入ってくるのかは知っておいた方がいいです。
例えばこれ↓塩分50%カットでありながら物足りなさのない風味を出すためにアルコール、酸味料、ビタミンB1を入れました。ですね。普通の醤油には入っていないものです。
ちなみに減塩醤油をわざわざ買うのであれば、普通の醤油を少し少な目に使う方が体にいいと思います。
あと醤油で要注意なのが出汁醤油系。こういう醤油はだいたいしょうゆ加工品と書いてあります。もちろんぶどう糖果糖液糖入り。一発で美味しい料理が出来ちゃうので楽ですよね。でもこの楽の裏には何が隠れているのかを知っておくのが大切だと思います。
お次は酒。酒は「米・米麹・食塩」で作られています。それ以外は怪しい・・・
ザ・シンプル本物の酒!↓
一個一個の材料は見ませんが、下記の料理酒はわけわからないものが入りすぎていますね。でもお値段158円!で安いんです。やすかれなんちゃらって言葉を思い出して原材料をよく見ましょう。
みりん「もち米、米麹、焼酎」それ以外の何かは怪しい・・・
下記、シンプルですが食塩入っていますね。食塩が入っていたり入っていなかったりのみりんがありますが、食塩は許容範囲です。
ちなみに「みりん風」は完全アウトです。みりん風は、みりんではありません。
↓原材料「水あめ」が一番にきますね。↓もはやみりんではない。こういうみりんを使うのであれば、個人的には砂糖使っておけばいいんじゃないかと思います。
などなど、大雑把でいいので確認する癖をつけながら、毎日使う調味料、せめてこの基本の3つの調味料くらいは余計な添加物が入っていないものを使えるといいですね。
ちなみにみんな大好きポン酢↓しっかりモリモリ入ってますよ。血糖値爆上げ果糖ぶどう糖液糖、その他もろもろ。でも、果糖ぶどう糖液糖が入っていないポン酢ってなかなか売っていないので、我が家でも鍋の時はこれ使っています。
もっといえばケチャップもマヨネーズもほとんどに果糖ぶどう糖液糖が入っているので、入っていないものを選べたらベストです!
どこまで添加物を気にするか?
これは人それぞれだと思うのですが、本物の材料だけを使っている食品は、やはり添加物パレードの食品よりも高いです。調味料も添加物にまみれた調味料より2倍するものも出てきます。なので実際に徹底するのは難しいこともあります。我が家でも、たまに妥協して少し添加物が入っているものを買うこともあります。
そして添加物のみならず、気にしだすと残留農薬、動物へのホルモン注射、ハムやベーコンのような加工肉に使われているリン酸(発がん性物質)、など本当にキリがないです。普通に生活しているだけで私たちはなんらかの添加物を体内に摂取していることになります。
だからこそ、気を付けられるところを気を付ける生活が出来たらいいんじゃないか、と思います。「キリがないからもう気にしない!」という判断もありかと思いますが、キリがないからこそ出来る範囲で出来ることを自分で考えて納得して過ごせばそれでいいと思うのです。
添加物や農薬の害も挙げたらいくらでも出てきますが、添加物まみれの生活をしているからって必ずしも病気になるとも言い切れません。実際元気な人もいくらでもいるでしょう。食生活が健康に直接関わってくることは否定できませんが、病気や身体の不調はもっと複合的な要因もあるので(遺伝子とか性格とか)、無添加生活すれば絶対病気にならない!と言い切れるわけでもありません。
ただその中でも大切なことは、自分がどんなものを口にしているのか認識しておくことだと思います。私の親や義母のように、宣伝文句に踊らされて「これは大丈夫!」と安易に信じて過信することは危険です。
「大切な子供にこんなものを食べされられない」と判断できる知識くらいは、持っておいてもいいんじゃないでしょうか。
我が家のゆる無添加生活紹介
最後に、実際私がどのくらい添加物を気にして生活しているかをご紹介します。
子供の離乳食~幼児食
調味料を使う場合は本物の調味料しか使いません。果糖ぶどう糖液糖、ショートニング、○○エキス、などありとあらゆるものを避けています。でも、外食はなんでもOK!好きなものを好きなだけ食べさせています。
お菓子などは、果糖ぶどう糖液糖、ショートニングが入っていないシンプルな原材料のお菓子を与えています。ただ「赤ちゃん用、幼児用、無添加!」と大きく書いてあるだけでは過信せずに裏面の原材料をよく見て購入しています。
毎日の食卓
子供ごはんと一緒ですが、本物の調味料しか使いません。ケチャップとマヨネーズもほぼ使わず登場は月に1,2回程度。
あと、ウインナー、ハム、ベーコンなどの加工肉は月に1回無添加の物を使うくらいで普段は常用していません。でも外食は何でも食べてOK!肉や魚も国産の物のみで徹底はしていますが、ホルモン注射とか動物が育った環境までは気にしていません(動物性たんぱく質は国産となると値が張るのでセールの日にまとめ買いをしています)。
野菜は葉物系やブロッコリーはいつものスーパーに無農薬が売っていればそれを買うこともありますが、普通にスーパーに並んでいる野菜を使うことが多いです。野菜まで無農薬徹底したら食費がやばいことになるので、たまにとりいれる程度です。
妊娠中気を付けている事
現在妊娠中ですが、つわり中は食べられるものが少なすぎて食べられるものを何も気にせず食べていました。例にもれずマックにもハマりましたし、あと辛ラーメンが救世主でした。辛ラーメンがなければどうなっていたことか。
つわりが終わってからの様子
- 市販のお菓子は食べている
- 無農薬野菜とかは気にしていない
- 相変わらずハムベーコンウインナーなど加工肉は食べない(外食を除く)
- お米は無農薬(ふるさと納税の品なのでほぼ無料!)
- 生味噌を毎日飲んでいる
- 醤油こうじ、塩こうじ、甘酒は手作りの物を常備して毎日摂取
つわりが終わってからは、やたらお腹がすくので市販のお菓子も結構食べています。市販のお菓子は添加物は多いですが。でも、家の毎日のごはんに添加物はほとんど使っていないので、±0かなと勝手に解釈して良しとしています!
実際添加物の胎児への影響も調べてみましたが、市販されている添加物が赤ちゃんに影響を与えることはない、と結論付けられているところが多いです。とはいえ、取りすぎは禁物だと思うので、お菓子食べ過ぎたーと思う日の翌日は食べないとか、微調整しているくらいです。
そして、味噌は解毒作用があるので、菌が生きている生味噌で作った味噌汁を毎日飲んでいます(市販の味噌汁は販売前に発酵を止めるため熱処理されているものが多く、熱処理のされていない、菌が生きたままの味噌を生味噌といいます)。
あと、醤油こうじ、塩こうじ、甘酒も手作りしたものを常備して、毎日取り入れています。腸内環境が整うので体に悪いものを排出しやすい体を作ってくれます。
こんな感じでなるべくいい物を口にすることを意識しつつ、独断のマイルールで過ごしています。
気にしすぎても体に悪い
もちろん添加物の取りすぎは体に悪いですが、気にしすぎも結局体に悪いです。病は気からといいますしね。子供に与えるものは私も少し神経質になりがちですが(体が小さいので影響の大きさは大人とは違うと思っています)、それでも外食はなんでもOKとして気を抜きながら出来ることを出来る範囲でやっています。
ちょっと添加物パレードが続いているな~と思う日はシンプルなごはんを作ってみるとか、全体をみて日々口にするものを調整していけたらいいですね(^^)
食品添加物について知れるお勧めの本
私が参考にしている、無添加に目覚めたきっかけとなった本がこちらです↓
もともと食品添加物を作って販売していた方が書いている本です。自社製品である、添加物だらけのミートボールを口にする自身のお子供さんの姿をみておそろしくなり、それから添加物の危険性を訴える本を出版されるまでになりました。著者の経験も豊富なのでとても説得力があるのと、食品添加物の危険性が非常に分かりやすく書いてあるので、食品に対する目線が変わります。一読する価値のある本です。
知れば知るほど怖い食品添加物ですが、何も知らないで危険なものを口にしている状態と、知った上で選択をしながら生活している状態では全然違います。そんな判断をするのにとても役に立つ本だと思います。
ちゃんと知った上で選択して、今日もおいしくご飯を食べましょう~!!!
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